難しいのは、自分自身を信じる事です。
「生きる意志を杖にして歩く人々と、共に暮らしたい
と、いつも思っていました。
そして、
もう一つ。譲れぬ想いがあります。
ずいぶん尊大に聞こえてしまうかもしれませんが、
全ての人達が、幸せに暮らし、幸せに死んでいける、そうした世の中を
願う事です。
その願いの為に、自分の命を添わせる事です。
この言葉に、迷いはそして曇りは在りません。」
「全て言わなくも、理解出来る。
しばらくは、 おまえに 迎えはやらない。
充分に、働け。
仕事を終えるまでは、おまえに 迎えはやらない。
だが、身体には気を使え。自分でこちらに来る馬鹿もいる。」
「そうして頂けると、私は、たすかる。」
「そのまま、思うまま行け。淀みなく、ゆっくり、流れるように、
前に向け、歩め。 疑わぬ事だ。 」
「そうです、疑う事は、容易い。
一番難しいのは、自分自身を信じる事だと
私も感じます。
あなたと、話が出来て よかった。
そして、また、あなたを訪ねても よろしいか?」
「ああ、かまわぬ。おまえのドアは開けておこう。」
「ありがとう。」
「
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