おまえは、耳を持たぬ者か。

おまえは、耳を持たぬ者か。

「・・・・大いなる者 ですか。」
「そうだ。」
少しの沈黙ののち、私は 問うた。
「では、あなたは、私が暮らす地上において
 多くの人が言う『神』と呼ばれる者なのですか。」
「おまえは耳を持たぬ者か。それとも、頭を持たぬ者か。
  私は、大いなる者だと告げたはずだ。
 ついでに伝えておこう。
 彼ら(神の名で呼ばれる者たち)は、全て 私の 下部(しもべ)だ。」

「神が下部・・・。では、
 あなたは神々の上に立ち全てを統括し、世界を産み出した者なのか?。」
「上?下?世界を産み出す?
 解らない事を言うな、おまえは。」
「ですが、多くの神は(全てでは無いが)、
  世界を創造したのは 自分だと言っている。」
「ははは。面白い事を言うな、おまえは。
 世界の創造?
 私にも出来ぬ事を、私の下部の神たちに 出来る筈も無いだろう。
 世界は、創造されたものではない。
 在るとも言えるし、無いとも言える。
 世界とは、道に転がる石ころの様なものだ。



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2011年03月25日 Posted byぱーぷーぼうや at 18:28 │Comments(0)自然と人間と観念と唯物

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