おいそれとは、

現代農業04年8月号 あくまで一例。
僕が農業と云うものに、関心を持ったきっかけに為ったのは、
J・I・ロデイルの
「有機農法、、、自然循環とよみがえる生命。」
と言う本に出会った為です。
50年前。未だ有機農法と言う言葉さえ知られては居ない時代です。
その時思ったのは、まず、
「ああ、そうか 土に還らないのが本来の意味での、ゴミなのだ。」
「ああ、そうか 田畑は 大っきな 味噌ダルなんだ。」
「ああ、そうか 自然は常に流れ、またそれだからこそ持ちうる質量を以て、
全ての浄化を成し、人にそれを返してくれる。人知しれるものでは、無い。」
「汲みつくせないものだから、おいそれとは、決めてかかれない。」
25の、 春だった。